私たちの支部自慢

岡山県支部

vol.442(発行日: 2019年9月24日)

北海道から鹿児島県まで全国に76ある常翔学園校友会地域・職域支部を順に紹介していくこちらのコーナー。
今回は岡山県支部。
昨年9月に支部長に就任した畑尚さんはじめ役員の皆さんに、
支部の活動や課題、今後の目標について伺いました。

岡山県支部長

畑 尚

さん

(工大C1981)

(株式会社荒木組 営業本部 営業部長)

【会員数】

1,341人(2019年6月末現在)

【支部連絡先】

事務局長 花田順仁さん(工大M1994)

役員の手作りで開く支部総会・交歓会

岡山県支部は1961年に設立され、現在の会員数は1341人で、役員は22人。活動の三つの柱が支部総会・交歓会と岡山大淀会ゴルフコンペの開催、全国支部交歓会への参加です。特に毎年9月に行う支部総会には力を入れていて、準備から当日の進行までのすべてが役員の手作り。開催の3カ月前から仕事終わりに集まって、アイデアを出していきます。これまで実施してきたメインプログラムは、役員のメンバーが所属している邦楽グループの演奏会や共に会員になっている父娘のトークショーなど。皆さんに楽しんでいただける内容を考えてきました。案内状にもひと工夫を。封筒に当日のプログラムと出欠用の返信はがきを入れるだけでなく、前回の総会で撮影した集合写真を同封し、出席を促す手書きのメッセージも添えています。

若手会員の増員へさまざまな工夫を

毎年、支部総会には約80人に参加していただいています。この参加者数は全支部を見ても非常に高い数値だと聞きました。出欠はがきの返信がない人や欠席の連絡を受けた人に、「昨年は来られていたのに、どうされたの?」というように役員が手分けをして、電話をしている効果が出ているのでしょうか。ただ、出席者のほとんどが50代以上。若手にも参加してほしいですね。そのため、若年層の会員には会費の負担を減らしたり、参加しやすい日時に変更したりと工夫をしていますが、なかなか思うようにはいかないですね。年に2回開催している岡山大淀会ゴルフコンペの参加者60人の中にも若い会員は少ないですね。ゴルフをしながらだと、先輩とも気軽に家庭や会社の話ができて、絆も強まると思いますよ。

お話を伺った岡山県支部役員の皆さん

発足60周年へ向けて目指すは総会参加者100名

2021年に支部発足60周年を迎えます。どのような企画をするかはこれから考えていきますが、やはり目指したいのは若手に限らず会員数を増やすこと。これまでは会員の職場に摂南大学や広島国際大学の卒業生といった常翔学園の校友がいらっしゃれば教えていただくという形を取っていました。しかし、受け身ではいけない。今後は私たちから卒業生が働く職場へ出向いて積極的に接触していこうと思っています。姉妹校を含めて常翔学園の卒業生であるとの趣旨を受け止め、しっかりと校友会の組織づくりをしていきます。また、校友でも住所が不明で母校からの広報誌が届かない方が多くいらっしゃるとか。その方々にも活動状況が分かるよう、支部総会の後は様子をつづった原稿と集合写真を山陽新聞の読者投稿欄に掲載していただいているんです。その記事を見つけて、支部や学園側に問い合わせてもらえればうれしいですね。まずは支部総会に100人出席していただくのが私たちの目標です。

6月6日に開催した岡山大淀会ゴルフコンペの様子。83回目となり、22人の参加者が親睦を図り、楽しい時間を過ごしました。

株式会社ADO建築設計事務所

岡山市北区西古松西町5-6
岡山新都市ビル5F
☎086‐244‐0173

1980年創立、1982年設立。施主の思いを表現し、デザインしていく建築の設計と工事監理、建築構造や耐震診断などの調査業務を行なっています。現在6人の校友が所属。

岡山県支部の会員同士が結婚されました。昨年9月に開催した支部総会で、集まった会員から祝福を受けた二人。出会いや校友会活動についてお聞きしました。

工大工学部建築学科・2014年卒
岡山市役所勤務

阿部 真之

さん

工大工学部環境工学科・2014年卒
西部技術コンサルタント株式会社勤務

阿部 愛美

さん(旧姓:丸尾)

二人が出会ったのは、大学のバドミントン部。部活動を続けていくうちに惹かれ合い、2年生のときに付き合い始めたそうです。愛美さんは卒業後には地元・岡山県へ戻ることを希望していました。その思いを当初から真之さんに伝えていたとか。真之さんは大阪の出身でしたが、愛美さんへの思いの強さから、卒業を機に岡山県内で就職をする決心をしました。

昨年の支部総会には、初めて二人で出席。「大勢の方に結婚のお祝いの言葉をいただけて、本当にうれしかったです」と声をそろえます。自分たちを知ってもらえて、交流の輪が広がったとも。同時に総会に参加して気になった事柄もあったようです。それは、参加者の中に自分たちと同じ世代が少なかったこと。「若い会員が、もっと気軽に来れるような会になれば良いですね。そうすると活気があふれると思います」と愛美さん。前回は受け付けを手伝った二人。今後、総会を盛り上げていく若手の中心メンバーになるのは間違いありません。

こぼれ話…

愛美さんが勤める会社は、岡山市に本社を置き、中国地方を営業エリアとする建設コンサルタント。電力会社、国、地方自治体から発注される社会インフラ整備に関わる業務を行なっているそう。今回、岡山県の魅力を紹介いただいた支部会計の清水さんはこちらの会社の社長です。

岡山県とは…
温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、晴れの日が多いことから「晴れの国」といわれています。太陽の光をたっぷり浴びて育った白桃やマスカット、イチゴや梨は格別。倉敷市はマスキングテープ発祥の地として知られ、人気のお土産になっています。

【人口】

1,893,711人(2019年5月1日現在・岡山県毎月流動人口調査)

【面積】

7,114㎢

案内役はこちらの4人
※写真右から
会計 清水英二さん(工大C1984)
支部長 畑 尚さん(工大C1981)
副支部長 大石雅弘さん(工大A1975)
幹事 藤原良夫さん(工大C1980)
どこか懐かしい風情ある町並み

倉敷美観地区(倉敷市)

白壁の蔵屋敷や海鼠(なまこ)壁の土蔵、格子窓の町家が続く美観地区。江戸時代は天領と呼ばれる幕府の直轄地で、物資の集積地として栄えた風情が残る。シンボル的存在の大原美術館をはじめ倉敷アイビースクエア、倉敷市立美術館など芸術・文化施設が多く、見どころはたくさん。倉敷川沿いの町並みをのんびりと眺められる小舟に乗ったり、倉敷デニムの製品を手に取ったり、古い商家をリノベーションしたカフェに立ち寄ったりと、文化の香りを満喫できる。

SPOT DATA

倉敷駅前観光案内所
☎086-424-1220
JR倉敷駅徒歩10分
駐車場あり

倉敷川。周辺は「倉敷川畔伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている
デニムストリートの入り口。デニム製品のほか、青色のデニムバーガーやデニムソフトクリームといった衝撃的な食べ物も
赤レンガに蔦が絡まっている外観が特徴の複合文化施設「倉敷アイビースクエア」
往時がしのばれる風光明媚な庭園

岡山後楽園(岡山市)

日本三名園の一つ、岡山後楽園は江戸期に岡山藩2代目藩主・池田綱政が政務の合間を過ごす憩いの場として築いた。14万4000㎡の園内には広々とした芝生や築山、茶室、能舞台を配し、園路や曲水に沿って歩くと、歴代藩主が味わった庭園美を堪能できる。春は桜、夏は大賀ハス、秋は紅葉、冬はツバキというように四季折々の植物も見どころ。年3回、園内をライトアップする夜間特別開園「幻想庭園」を実施。昼間とは趣が異なる雅な世界もぜひ。

SPOT DATA

岡山後楽園事務所 ☎086-272-1148
7:30~18:00(3月20日~9月30日)
8:00~17:00(10月1日~3月19日)
岡山市北区後楽園1-5 JR岡山駅徒歩25分
駐車場あり
《入園料》
400円(高校生以上65歳未満)、140円(小・中学生、65歳以上)

園内には水車や滝があり、耳を澄ますと清らかな水のせせらぎが聞こえてくる
タンチョウから「縁起がいい私に会いに来てね」という吹き出しが出ています
庭園から岡山城を望むことができる。ボランティアガイドの説明を聞きながら巡るのがおすすめ
岡山県★グルメ情報

『岡山に来たなら、コレを食べなきゃ!』県民のソウルフードを紹介。街中を散策中に見つけやすいグルメに絞ってみましたよ~。それではいってみよう!

★ シガーフライ

岡山ではおやつの定番、シガーフライは、年齢問わず人気のロングセラー商品。ほのかな塩味が利いたビスケットで、素朴な味わい。岡山県内のスーパーやコンビニエンスストアなどで販売している。お土産におひとついかが。

★ おかやまデミカツ丼

卵とじの代わりにデミグラスソースをかけた洋風カツ丼。岡山市の中心部に提供している店が多く、ソースはそれぞれのオリジナル。食べ比べてみるのも面白いかも。

★ ぶっかけうどん

ゆでたうどんの上にネギ、天かす、かつお節などの具材がのり、濃く甘いたれがかかっている倉敷名物。出汁とコシのあるうどんとの相性は抜群!

シガーフライ