私たちの支部自慢

鴻池城北会

vol.447(発行日: 2022年3月5日)

北海道から鹿児島県まで全国に77ある常翔学園校友会地域・職域支部を順に紹介していくこちらのコーナー。
今回は株式会社鴻池組の皆さんで構成される職域支部・鴻池城北会です。
150年の歴史を誇り、グループ・関連企業も含めた多くの会員により、活発な活動を行っています。
併せて若手のお二人にお仕事の近況などを伺いました。

(写真右から)

大阪本店 土木部

福島 大和

さん

神戸支店 営業部営業課課長

永井 貴志

さん

大阪本店 建築部所長

柴田 泰英

さん

京都支店 営業部部長

酒井 泰一

さん

大阪本店 建築部

土谷 亮介

さん

女性会員も増え活気づいてきた支部活動

先輩会員皆で取り組み盛大に盛り上がる4月の新入社員歓迎会・総会に始まり、ゴルフ付き旅行の支部交歓会、忘年会など定例行事を中心に活動しています。長らく男の職場といわれて来たこの業界ですが、近年は女性の活躍がめざましく、鴻池城北会にも女性会員が増えつつあります。現場においても女性が増えることで職場が明るくなり、良い効果が生まれています。これまで現場にはなかった女性に配慮した環境を整えることで、男性にとっても働きやすい職場となり、職人さんも以前より優しくなったと感じます。校友会活動においては、先輩・後輩に関係なくコミュニケーションが良くなったことで、分け隔てなく参加への声もかけやすくなり、新しい会員も年々増え若返りも図れるなど、好循環が生まれてきたと実感しています。

母校支援にも意識付けしていきたい

もう一つ、鴻池城北会の会員が盛り上がるのがスポーツ観戦です。毎年の全国高校ラグビー大会では、会員が中心となって誘い合い、会場で常連出場校である常翔学園高校に熱い声援を送っています。また大学野球では東京メンバーが集まって東京ドームに駆けつけたことも。歳の離れた後輩でも、そこはやはり校友の絆。若い選手の応援にはより力が入り、同窓の想いを強くしています。こうした意味でも、母校支援は大切なことです。本会は会費制で運営していますので、会員の了承を得て、その中からわずかでも母校支援に役立てたいと毎年、寄付も行っています。

土谷 亮介

さん

(工大・建築・2018年卒業)

入社してすぐ、母校の大阪工大3号館の新築工事が初めての現場配属となりました。1ヵ月前まで通っていた学舎が仕事場になるのは不思議な感じでしたね。この現場で一から学ばせてもらい、次の4号館新築工事現場では、土壌調査やコンクリートの防水方法を決めるなど、工事の準備段階から最後まで携わりました。完成した時はここで学べる後輩たちを少し羨ましく思いました。また、大阪・森ノ宮の研究施設改修工事の現場では、建物の中を免震性・制振性の高い構造に作り替える改修工事を行いました。日本初として新築時に使う粘性壁(ダンパー)を改修工事に使用する手法で緊張の連続でした。鴻池組の仕事は、土木も建築も環境に直結し、建設・建築にかかるまでの解体工事や汚染処理にも取り組む必要があり、広い視野が必要で日々やりがいを感じています。

福島 大和

さん

(摂大・都市環境・2018年卒業)

土木部門を目指したのは、環境問題への関心が強かった事と自然災害の多い国ですので、災害復興にて人の役に立てる仕事だと思ったからでした。鴻池組は災害復興に係わる仕事も多くしていますので、いつか自分も被災した方々のために仕事ができたらとの思いが強くあります。現在は大阪万博の開催に向け、阪神高速道路の新設トンネル工事の施工管理を担当しており、工区は120mと短いですが、交通量の多い国道2号線で規制を切り替えながら一部撤去するなど、難易度の高い現場となっています。図面と現場が異なることもあり、その場で考え修正するなど難しいこともありますが、やりがいを感じる部分でもあります。今後も日々の経験を活かし、先輩の助言もいただきながら、お客様、協力業者、共同企業体の会社や他工区のゼネコンとも連携を図り、計画を実施していきたいと思います。工事終了後には、これまでの渋滞が緩和され人々の役に立てることを願う気持ちと開通した道路を早く通ってみたい気持ちでいっぱいです。

【本社所在地】

大阪市中央区北久宝寺町3-6-1(本町南ガーデンシティ)

【社員数】

1,855人(2020年9月30日現在)

1871(明治4)年、大阪市此花区で創業。現在は大阪・東京に本店を設置し、土木・建築工事を担う大手ゼネコンとして確固たる地位を築く。道路やトンネルなど社会資本の整備や災害復旧、インフラ再生事業、土壌や水の浄化事業など社会的課題の解決にも取り組む土木部門、多様化する社会のニーズに応え、耐震・免震・制振の躯体構造と建物の省エネルギーを実現する建築部門、そしてリスク管理や円滑な組織運営を担う管理部門で構成される。2021年の創業150周年を機に「KONOIKE ONE VISION 2050」を策定、あわせてCSRとともにSDGsへの取り組みも掲げ、社会貢献活動も積極的に行っている。