今年は3年ぶりに近畿圏での開催となり、兵庫県の8支部に幹事を担当いただきました。当日は、北は東北から南は鹿児島県まで全国各地からの校友と来賓を含め、総勢653名が参集しました。その内の200名弱が兵庫県8支部の会員ということからみても、地元支部の意気込みを強く感じることができました。
会場となるホテルオークラ神戸と最寄の三ノ宮駅との送迎用に校友会専用バスをチャーターし、生憎の小雨が降る中でしたが、本部青年部や兵庫県8支部会員による駅前各所での誘導のおかげで大きな遅れもなく通常総会は定刻どおりに開催されました。
総会の後、会場を移して母校のOGであるシャンソン歌手の延みつきさんの歓迎コンサートが催されました。冒頭に発案者である東播支部の橋間支部長がご本人について紹介され、在学中の時代には女子学生が少なく延みつきさんは所属学科の紅一点であったこと、家業を継ぐため工大に進学し本当は音大へ進学したかったことなど、延さんの他のコンサートでは聞けないエピソードの披露もあり、和やかなムードでスタートしました。コンサートでは「パリの空の下」やオリジナル曲「めぐり逢いありがとう」など6曲を熱唱され、会場をほぼ埋め尽くす参加者は、シャンソンの世界に酔いしれました。
全国支部交歓会は、北條副会長の開会宣言のあと、内山会長より兵庫県8支部の尽力に対してお礼を述べられるとともに多くの女性の参加、家族の参加などは本来の校友会のあるべき姿であると呼びかけられました。久禮理事長からは、学園の近況報告と共に「学園が発展するためには、少子化や教育の質の向上などに対応するとともに卒業生の大きな力が必要である」と卒業生に対する強い期待を込めた挨拶をいただきました。続いて兵庫県8支部の各支部長が登壇し、尼崎支部の鐘ヶ江支部長が幹事支部を代表して「WELCOME TO HYOGO」の発声とともに歓迎メッセージを伝えられました。さらに庄司相談役からは「本日の交歓会は過去2番目に多い動員数となった。また、90歳以上が3名参加されており、参加者の年齢層が厚いことは喜ばしい」などの挨拶のあと、声高らかに乾杯の発声をされました。
昨年度の東北開催から1年ぶりの再会を喜び合う姿が、広い会場ながらいたるところで見られました。歓談中は、贅沢にも神戸の夜にふさわしくバンドの生演奏がバックミュージックとして流れ、途中、延さんも再度歌声を披露されました。恒例の青年部による支部紹介は、今回の参加人数を勘案し、地元支部の青年層会員にもお手伝いをいただきながら、各支部の様々なアピール合戦で盛り上がりました。
次年度開催地発表では高知県決定のアナウンスがあり、同県の森部支部長へ内山会長から熊手が手渡されました。続いて延さんも檀上で参加し、我ら校友会のテーマソング「さぁ、手を振ろう」を会場内の約650名がひとつになって大合唱。その光景は圧巻でした。最後は山崎相談役による「来年以降も一人でも多く呼びかけ、校友の輪を広げていこう」という閉会の挨拶があり、名残惜しくも来年の再会を楽しみに散会となりました。
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